ダグラス・ラミス氏の話を聞きに行ってみた


.『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』C.ダグラス・ラミス
大学2年か3年の頃だったかこの本を読み、非常に感動した記憶がある。でもその時私は同時に朝日新聞嫌いで小林よしのりの『戦争論』に同調してたから憲法9条の件であまり共感しなかった。今では右翼・左翼とかどうでも良くなってしまったけど、今でもピースボートの活動とか良く分からないんだ。

でもこの本は自分にとって資本主義について考える大きなきっかけになったと思う。

公演を聞いた感想、ラミスさんはじめ他の公演者の話なども聞き、「経済成長は私たちを豊かにしない」という考えはもうオルタナティブでもないのかもしれない、とも思った。最近の不況、GDPのマイナス成長等、アメリカのサブプライム等がどうという問題よりも単純な経済成長の限界と言えるし、自分の周りを見てももう積極的に消費しようとしてる人もいない。単純に生産力UPと開発の物理的限界とも言えるし、一般の人々が消費にも労働にも・・今の生活にうんざりしてるとも言えるし、多分その両方がGDPのマイナス成長の原因なんだろう。