インターネットがつまらなくなったのは・・

インターネットがつまらない。そのインターネットを見てても最近そういう人が多くて自分だけじゃないらしい。具体的にはブログやツイッターはてなブックマークなんかである。今まで面白かったものがつまらなくなる。という体験自体には驚きはない。、例えば、夢中だった音楽や映画、趣味なんかが急に面白いと感じられなくなるという経験は何度もある。

今の生活には不満ありありだけど、思うに世間と自分との間の軋轢を吐き出す場であったインターネットと言う場を自分があまり必要としてないのかもしれない。いわゆる、買い物せぬもの、流行追わぬもの人に非ずの消費文化や経営者でもないのに自ら会社の利益拡大に身を捧げようとする社畜文化が衰退してるからかもしれない。

最近ネットを追っかけても、ネット依存になるばかりで実際に記事についてはほとんど覚えていなくて、気付けばただ疲れてるだけ・・という状況でなるべくネットやスマホも開かないようにしてる。ツイッターやブログは気が向けばいつでも発信できるけど、その分情報過多になる。それよりも世の中に必要なことをじっくりまとめた新書の本なんかの方が良い。そもそも、世の中について書かれた重要な記事がそんなに沢山あるわけがないのだ。

このブログについても世界を変えるような記事を書きたくて書いてたはずが、いつのまにかアクセス数ばかり気になり、以前、ある有名ブログさんにリンクを貼ってもらったおかげで2、3日急激にアクセス数が増えたものの残ったのはこんなものかという徒労感だけだった。

インターネットはこれ以上世界を変えないと思う。ただ変えられる所まで変えたと思う。

例えばロックは世界を変えなかったし、今では影響力がなくなり衰退した。でもジョンレノン、デビッドボウイ、セックスピストルズニルヴァーナみたいなバンドは確かに変えられる所まで変えた。人々の意識や保守的な考え方を確かに変えたんだと思う。

インターネットが人々に意識をどれだけどこまで変えたのか分析するのは難しいけど、インターネット(主にブログやツイッター)は有名ブログのタイトルを借りれば「自分の頭で考えよう」と言うことを推奨してきたのだと思う。今まではテレビの言う通り、会社の方針通りで良かったのかもしれないが・・時代的にそうせざるを得ない世の中であるにせよ、それをずっと後押ししてきたのだ。そしてその結果として自ら資本主義に身を捧げようとする、消費文化や社畜文化の衰退したのだと思う。それだけ下らない世の中だったとも言える。ただ企業に搾取されるためだけに余計なものを買ったり、余計な情報を得たり、余計に働いたり、そんな下らない文化を淘汰したら(完全になくなることはないけども・・)インターネットは役目を一旦終えたのかもしれない。


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