ベーシックインカム再考と実現性

BIの実現を求める声が日増しに高まっている。仕事がない、就職決まらない、仕事を得ても、薄給激務でやってられない。私はBI賛成派だが、実現するのはまだ早いと考えている。

私がBIに望むのは「高度に工業化され、生産力が雇用と消費を遙かに上回った現代」「全労働人口の半分も働けば人々の衣食住を充分に充たせてしまう現代」において無駄な公共事業や無駄な個人消費に頼ることなく、全ての人が人並みの生活を送れる経済を作ることにある。だから月6万の支給で、今の1人でしてる仕事を2人でワークシェアリングしたり、自然農だとか個人での店経営だとか収入の低い仕事でも食っていけるようになる。資本主義(経済成長)は何故人を幸せにしないのか - 社会考察日記 azalea

それは理想というかまともな経済なのだが、今の現状、BIを支給したとしてもその理想の経済に到達できる可能性は低い。現在、働いていても、働いてなくても食っていけないような給料の人は大勢いるから、BIを求める声は高まるが、そもそも給料が下がる、首切られるのは企業が利益を上げるためである。社員は首切り、薄給激務にあう中、企業は利益は年々上がってるのだ。ドキュメンタリー映画「コーポレーション」を観てもらえば分かる。The Corporation | ���������ݥ졼������「企業の最大の目的は株主のための利益の最大化」「企業の経営支配権を持つのは株主」そんな企業がワークシェアリングを行なえるのか?企業に頼らなければ・・とも思うがBIの支給理由の工業化された生産力を有するのは残念ながら企業である。

それともう一つが中央銀行というシステム、第一にこの中央銀行が各民間銀行に融資しその民間銀行がその下の各産業の企業に融資する。融資と引き換えに条件もだせるのだから実質中央銀行は全産業を支配している。第二に貨幣を発行するのは政府ではなく日銀のような中央銀行である。政府は日銀からお金を借りているのである。なので国の財政は日米世界各国の現状を見れば分かるよう借金漬けなのである。
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つまりBIは素晴らしいアイディアだけど現状その上にもっと大きな世界を支配する金融システムがある。そう考えるとBIは実現性よりも認知性の方が重要になってくる。つまりその世界を支配する金融システムから搾取されないためにBIというアイディアを知っておく。余計な物のために働き消費するのがいかにバカげたことなのか・・BIが支配層からのマインドコントロールを解くキーワードになるのかと思う。

BIを実現するのにいいタイミングなのが、今なのか金融崩壊後なのかそれは分からない。生活保護子供手当てよりもいいのかも分からない。ただただ飢える人が出ないことを祈るのみである。