いつでもある2つの選択肢だけは自由だ

以前から奴隷解放の理由について散々引用してるのだが、それは例えるなら、首輪で牛舎につながれてた牛が、牧場に放たれた。でもそこには強固で見えにくい(世間的にはあまり認識されてない)柵に囲われてて、お乳を搾り取られるという運命からは逃れられない。牧場主は目の前にニンジンを吊り下げたり(牛はニンジン食べないか?)、競争心を煽ったりして、少しでも多く牛乳を搾り取ろうとする。強固な柵というのは履歴書に空白を作ってはいけないなどという社会的束縛であり、株式会社は株主や中央銀行に支配されるといったルール、エネルギーや食料を1部の組織が独占しそれがないと人らしい生活が出来ない点である。私はそういう強固な柵の中で、何とかマインドコントロールされないように生きているのだ。
最近読んだお薦めの本http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%82%92%E9%A8%99%E3%81%97%E7%B6%9A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%94%AF%E9%85%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E6%B1%A0%E7%94%B0%E6%95%B4%E6%B2%BB/dp/4828415513


現実には自由などない現場から・・・ - 社会考察日記 azalea・・ここでも散々書いたのだけど、人間は食事、睡眠が必要だから不自由なのではなく、心理的な意味で不自由だ。簡単に孤独に耐えられなくなり、簡単にうつ病になる。だから酒やタバコやギャンブルに頼る。人間の全ての行動は適応を強いられた結果である。休みの日の過ごし方、金の使い方が特にそうだ。次の日、仕事で起きるため、うつ病で自殺しないため、正気を保つため、テレビを見たり、インターネットを見る。音楽を聴いたり、映画を見たり、(色んな音楽、映画があるけども・・)流行をチェックし買い物をしたりする。酒を飲んだり、パチンコしたりもする。

私は、仕事のストレスで週末は酒を飲むし、仕事中タバコも吸う。よくネット中毒になる。休みの日はずっと家にいると孤独でうつ病になりそうなので、カフェに行って読書する。自炊が趣味でそれでなんとか折り合いをつけている。全て、周囲の環境に適応した結果的行動である。

では私には自由がないのか、否、私は常に2つの選択肢を持っている。それは依存症に溺れていくのか、苦痛と向き合いそれを克服のかその2択である。私はそれを子供の頃の虐待・トラウマからの回復体験、ACからの回復経験を通じて得た。私は酒に溺れそうになったり、ネット中毒になったり、孤独や鬱に押し潰されそうになるとき当時の回復体験を思い出す。そして、依存症の原因と向き合い抑圧したものを思い出す。そうすれば大概の鬱は切り抜けられる。

AC関連の参考文献
http://watchan.net/ac/bradshaw.html
http://www.a-h-c.jp/eshopdo/refer/refer.php?sid=udosv10&cid=14&scid=&mcid=&me=&vmode=3&view_id=1314001

もしあなたがひどい環境に適応した結果、アルコール依存症だったとしても、そのままアルコールの溺れていくのか、それともその原因の苦痛と向き合って依存症から回復するのか、その選択肢は常に「自由」だ。

それは普段の行動にも言える。人は何か理不尽な目にあった時、嫌がらせ(ハラスメント)を受けたとき、
・それを痛みから逃げ他人にも繰り返すのか、痛みを受け止め自分の所で止めるのか。
・上司から嫌がらせを受けたから、部下にも嫌がらせをするのか、いや自分の部下にはそんな目に遭って欲しくないと思うのか。
・親から虐待されたので、自分の子供も虐待するのか、いや自分の子供には幸せに育って欲しいと願うのか。
その選択肢は常に「自由」だ。
参考文献Amazon CAPTCHA