2chやmixiの衰退について・・

2chは随分前から流行らなくなっていたが、最近mixも衰退してきた。その理由について考えてみた。

2chが流行らなくなった理由については反韓流デモが顕著だと思うのだけど、言いたいことが言える世の中になったからのだと思う。(個人的にデモに賛同しないし、テレビを見ない自分にとって韓流が世の中に大した影響及ぼしてるとも思えないのだが・・)私もほぼひきこもり状態だった大学時代2ちゃんねらーであった。特に反中、反韓ではなく、もっぱら当時好きだった洋楽板とかメンヘル関係が多かったが・・当時はネットで反米、反中、反韓発言する人にいくらか同情があった。日本は中国、北朝鮮とは違う自由の国と言うけれど、実際大手メディアの世論に反する発言をしづらいし、そもそも大学では政治の話さえシラケるからという理由で相手にされない。流行の話題以外の話、政治、哲学、心理学、流行ってない音楽、映画の話さえろくにできない。袋叩きにされるわけでもなく、ただ冷たく無視されるから余計辛い。いったいどこが自由民主主義の国なのだ。だから反韓流デモには賛同はしないけど、堂々言いたいことが言える世の中はいいことだと思う。

さてmixiなのだが、mixiは共通の趣味の友人を探すことが出来るという点が皆を引き付けたのだと思う。あるいは同じ価値観の人を探すことができる。わたしもmixiには色々楽しい思い出がある。最初はR.E.M.という当時日本では本当にファンの少ないロックバンドのファンの集まりがきっかけだったし、その後も政治関連、メンヘル関連と巷ではなかなか話題にできない話題を時に掲示板で時にオフ会で話すことができた。

ただ思うのは、共通の価値観のもの同士が集まって、「そうだよね〜、それ分かる〜」と相槌を打ったとして、そこからそれ以上何かを生むということもない気がするということなのだ。2chが衰退したのは2chで出来ることを全てしたから、同じくmixiもまたmixiを使ってできることを皆やり尽くしたのかもしれない。

これからは異なる価値観の人に、自分がどんな価値観か説明し、相手がどんな価値観が理解し、妥協したり議論したり批判したり、そうやって世の中は進んでいくのだと思う。mixiの次はfacebookという説があったが、facebookもそんなに盛り上がってない。もしかしたらネット自体、情報集めには便利であるけどコミュニケーションツールとしては流行らないのかもしれない。