幸福度数を考えてみた。
このブログで色々考えたことから、幸せ度数を考えてみた。ブータンでは国民総生産より国民総幸福量が重要視という話は有名で、ブータンでは独自の指標があるようだけど、私は素人なので超単純に考えてみた。
- A、やる事が適度にあるか。(暇すぎず、忙しすぎず、適度にあるか)
- B、そのやる事は有意義か。(やりがいを感じるか?楽しいか?)
- C、話し相手がいるか。(多けりゃいいってものではない。家で職場で適度に話す相手がいるか?)
- D、その話相手とは親密か?(愛する恋人、本音で話せる友達、いい影響を与えてくれる上司等なら点数は高い。逆にパワハラ上司や口も利かない夫婦などなら点数は低い。)
それぞれ0〜5で評価してA×B+C×D=50点満点で採点ます自分でやってみたのだけど、
- A、ここ1か月くらいの話をすれば3点くらい、時期的には日曜なしとか泊の日もあるし、できれば8時〜17時で帰りたいけど一応夜の9時までには帰れて、日曜日はあるからまだいい方なんだと思う。これは休みの日も評価した方がいいと思う。休みの日は家事をして、後は暇だから最近は若干暇すぎる。
- B、仕事のやりがいは土建屋だけど、あまりない。最近老人ホームを建ててるが、それなりに建てる価値のある建物だとは思う。ただ安値競争で、職人さんの人件費は下がり続け、じいちゃんや外国人じゃないとやる人いない。他の仕事、いらないもの売る営業とか、接待営業とか、こっちが引くほどの大声で「いらっしゃいませ、喜んで〜」とかいう仕事に比べればマシかなという気はする。一人暮らしだと家事にはあまりやりがいを感じない。2点
- C、休みの日は少ないけど、職場ではいるから3点くらい
- D、会社の上司やたまに休みの日会う人はいい人だけど、それほど親密な人もいないから2点
以上3×2+3×2=12点
ものすごく単純なんだけど、このブログで散々考えてきた、記事をまとめるとこれが正しい幸福度数かと思った。
- 以前、湯浅誠氏がしていたこのブログでも紹介した話でこんなものがあった、以前ホームレスの男性をアパートに住まわせ生活保護を受けさせることに成功した。しかし男性はしばらくするとホームレスに戻ってしまった。理由はアパート暮らしは孤独であるから、ホームレスの時は家がなくとも仲間がいた。ホームレス暮らしのほうが良い・・と。
- 自殺者でもっとも多いのは非婚で無職の男性だそうだ。
- 災害ユートピアの話。大災害が起きた時、3.11のように一時的にユートピアができる。困った状況、助け合わないといけない状況が幸せなコミュニティを作ることがある。
- 「災害ユートピア」から学ぶべきこと - 社会考察日記 azalea
- 1人暮らしはよろしくない - 社会考察日記 azalea
- 原始人的本能が生む矛盾 - 社会考察日記 azalea
それとこの幸福度数でいくと、世の中って単純に貧しくかつ格差が広がってるってこと。例えばコンビニもなくて家電製品もそんなに発達してなくって、世の中に足りないものが沢山あった時代には、
- A、例え無職でも、家事労働なり庭仕事畑仕事などそれなりやることはあった。家事仕事も今よりずっと時間がかかる。
- B、食うのに困る時代だったらなんかしら生産する仕事にやりがいを持てた。
- C、一人では生きていけない時代だから、なんかしら話相手はいたはず。
- D、これは分かんない。
昔は例え無職であってもなんかしら、話し相手がいて家にいればやることがある。でも今は話相手なし、やる事なしのひきこもりになっちゃう。昔はABCの値が低くても0ではないと思うのだ。お金や社会的地位で幸福度が計れないことはもはや明確なのだから、幸福度の議論は大事だと思う。