タイで聞いた話

タイにいた人から聞いた話なんだが、タイではゴミを出す時、分別をしない。なぜなら出されたゴミを分別する仕事が存在して、その人の仕事を奪っていけないという価値観があるから、一般人はゴミの分別をしないのだそうだ。なぜ日本には働く=人の仕事を奪うという概念が存在しないのだろう?タイの事情には詳しくないので憶測で考えてみた。

  • 日本では戦後の経済成長が順調に行き過ぎ、消費文化が発達したので消費することで仕事を作ればよいという考えが浸透してる。なのでたくさん働いてお金稼いでディズニーランドに行けば、ディズニーランドで働く仕事ができるからいいじゃんという考え。日本では働くこと=人々の衣食住を支えるという概念がない。(昔はあったらしいが・・)
  • 長時間労働を行っていても、実は人の仕事を奪うほど能率が上がってない。社畜が終電まで仕事をすると言っても実際には空気読め残業が多く、それだけの仕事量をこなしてるかは疑問。
  • 人よりも機械が仕事を奪ってる。例えば自動販売機や工場の高性能のロボット、工事現場の重機、それらが人から奪った仕事は、人一人がちょっとがんばったからといってこなせる仕事量の100倍にも達したりする。
  • 日本では仕事の奪い合いと言えるほどの失業率と働かないと食っていけないというほどの貧困を経験してない。タイでは多分してる。(憶測だけど・・)不況で就職難といってもニートでも食べるものに飢えたりはしないし、仕事も選ばなければ、とりあえずあるということ。

走り書きだけど、これが何かの参考になれば・・