搾取や拷問には2種類ある

太平洋戦争中だけど、捕虜になったイギリス兵に対する拷問で炎天下の中ひたすら何もせず広場に立たせるという拷問があったそうだ。それは休みなしで働かせるよりきつかったらしい。最近駅前で新入社員らしき若者がマンション販売のプラカードを持ったままひたすら立たされていた。それは辛そうだった。人間暇なのは辛い。暇でかつ無意味だと更に辛い。

私のいる会社は中小以下だから、基本やる事がやり切れないほどあるが故辛い。しかし大手だとかえってやる事がない・・しかし会社には行かないといけない。そして仕事をしてるふりをして定時だと帰りづらい雰囲気がある。そんな大手企業の社員ほど「飲み会」「ゴルフ」「フットサル」なんかにこだわる。まるでそれをしないと自分の価値を見いだせないように・・ちなみに脱サラ系ブロガーのpha氏やイケダハヤト氏、日野瑛太郎氏なんかも後者の会社にいたそうだ。後者は基本大卒を取る会社だから、大学に似ている。ろくに勉強出来るところではないから、一生懸命飲み会やサークルで価値を見出そうとする。

日本人だけでなくドイツ人も悲惨なようだ。
「ドイツでは休暇そのものがストレスになってしまってる。夏休み前は巷は休暇の話で持ちきりだ。私の日本に帰るという退屈な里帰りと違って、他の人の休暇はやけに過激だ。聞いてるだけで疲れる。キリマンジェロに登頂、エヴェレスト山脈をトレッキング、南極大陸に行った等々、3週間の休暇を3週間旅行して帰ってくれば疲れ果ててる。ドイツ人の労働時間は短く賃金は高い(低賃金労働は移民がしてるから・・)しかしドイツ人は自分で自分の首を絞めてる部分が多い。あまりにも自分の労働時間をシビアに見張りすぎている。週38時間の労働契約を結んだ人はそれを1分でも超えると損したと思いとても腹を立ててしまう。勤務中も極端に不機嫌だ。」(住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち)
日本でもドイツでも、この辺のマインドコントロールを誰がどのように行ってるのか非常に興味深い、なぜ高給で休暇が沢山あると日本ではゴルフや飲み会などお決まりのパターンに・・ドイツでは無意味に過激なことに使うのか?面接でそうなりそうな人を選別してるのか?