交流分析 色んな自我で人は動く

最近の記事を読み返して思い出したのが交流分析。エリック・バーンは、精神が子供の頃の経験によって形作られるP(Parent)、A(Adult)、C(Child)の3つの自我状態があると仮定した。それは人の行動・思考パターンにはP親から刷り込まれたパターン、C子供の頃に…

子供の頃学ぶべきは「がんばってもいい事なんてない」ってこと

最近の世相を見ても、今の時代に限らずそう思う。「心の強さには2種類ある。子供の心の強さと大人の心の強さだ。子供の心の強さとは「我慢する」「あきらめない」「全部やる」「一人でやる」「完全にやる」自分に対する評価は厳しくあることが求められ簡単…

機能不全家族としての社会的自我

ACにおける機能不全家族の形態として、ネグレクト(育児放棄)、暴力、言葉の暴力、性的虐待、アルコール依存症、ギャンブル依存症、過干渉等色々ある。「幸福な家庭は皆似通ってるが、不幸な家庭はその不幸の様も皆それぞれである」というのはロシアの作家…

年の取り方が分からない社会、「若作りうつ社会」を読んで・・

シロクマ先生の「「若作りうつ」社会」を読んだ。正直前作、前々作の方が面白かった。ただ自分も30歳前半だから年の取り方というのは非常にリアルな問題なのだ。偉そうなことを言えば、周囲を見渡してもなかなか大人らしい大人が少ない、のはみな健全な20…

カースト最下位の私が仕事をがんばってみて・・

私はスクールカーストで言えば最下位だ。学生時代からぼっちで友達いないし、彼女もいないし、コミュ障で口下手、流行の話題なんてチェックする気もないもないからなおさら会話に困る。普通こんな人間が就職出来ないんだが、なんだかんだ30過ぎても正社員と…

幸せのメカニズム 幸福を再考する

久しぶりのブログ更新、最近思うのは価値観が目まぐるしく変わる時代、そもそも幸せってなんだっけ?ということについて問い直さないといけない。ということでこの本を読んでみた。幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書)作者: 前野隆司出版社/…

タイで聞いた話

タイにいた人から聞いた話なんだが、タイではゴミを出す時、分別をしない。なぜなら出されたゴミを分別する仕事が存在して、その人の仕事を奪っていけないという価値観があるから、一般人はゴミの分別をしないのだそうだ。なぜ日本には働く=人の仕事を奪う…

新年に考えたこと色々

まず始めに新年の私の抱負 考えたのは「頑張る」というのには二つある。一つ目は無理すること。感覚を麻痺させること。これは大したことじゃないんだと自分に言い聞かせること。二つ目は自分の感覚と向き合うこと。自分は本当はどうしたいのかと自問すること…

これからの時代の働き方、続き

前々回の記事でこれからの日本の労働価値観は新しい時代に突入する、と書いたけど追記。 これからの時代の働き方について考えてみた。 - 社会考察日記 azalea 最近考えたのは1)人口の減少 2)消費意欲、消費文化の衰退 3)労働意欲、経営者思考の労働者…

反省させると犯罪者になります

反省させると犯罪者になります (新潮新書)作者: 岡本茂樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/05/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (30件) を見る面白い本だったので読書感想。問題行動を起こしたら「すいません。ごめんなさい」と謝罪して、二度と…

地方とイオンについて思うこと

最近ネットで田舎の地方都市でスタバに行列することについて話題になった。1日中イオンで過ごすイオニストという人らもいるらしい。 私にはイオンが眩しすぎる - シロクマの屑籠 イオンモールは文化の破壊か?向上か?…「ショッピングモール論」まとめ - Tog…

これからの時代の働き方について考えてみた。

平川克美さんは著書「移行期的混乱」のなかで、戦後56年から73年、74年から90年、91年から08年の三つの時代に分けている。56−73年は経済成長率が9.1%、エンゲル係数は40%社会の義のためと自分が食うために働く時代で、どこかお金は不浄なものという意識が…

なぜ人類は戦争を辞められないのか

何故戦争はなくならないのか・・という議論はよくある。その解答としてひとつに戦争は儲かるからという経済的理由、武器産業がうるおう、戦争で破壊した都市の再建に投資すれば儲かる。また心理的な理由として憎しみの連鎖。テロで家族、友人を殺された。復…

文化的ゼロ成長時代

最近、ネットがつまらないのにネット依存ぎみで、自己愛への飢えとネット、スマホ依存について原因を考えてみた。ブログやツイッターをやる理由が自己愛しかない理由。それは僕らが文化的、精神的な進歩を望めない時代へと差し掛かってるからではないだろう…

貧困社会で人は幸せになれるのか?

前々回の記事でも書いたけど、経済成長をこの先見込めない日本では、低賃金化は避けられない。ワーキングプア、ニートそういった問題はますます深刻化するだろう。でも本当にそれは不幸な事なんだろうか?常々中産階級は奴隷より悲惨と考えてた身からすれば…

自己愛との付き合い方

「いいね!」時代の繋がり―Webで心は充たせるか?― エレファントブックス新書作者: 熊代亨出版社/メーカー: エレファントブックス発売日: 2013/05/12メディア: Kindle版この商品を含むブログ (16件) を見るシロクマ先生の2作目。今回も自己愛が大きなテーマ…

インターネットがつまらなくなったのは・・

インターネットがつまらない。そのインターネットを見てても最近そういう人が多くて自分だけじゃないらしい。具体的にはブログやツイッター、はてなブックマークなんかである。今まで面白かったものがつまらなくなる。という体験自体には驚きはない。、例え…

未来の働き方について考えてみた

chikirinさんの「未来の働き方を考えよう」読んで未来の働き方について考えてみた。この本では転職のタイミング等について書かれているけど、自分は転職等については成り行きに任せるつもりでしかない。それよりも、世界資本主義の行く末について考えてみた…

変えられないもの、変えれるもの

神よ私たちに変えられるものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる冷静さと、その二つを見極める知恵を与えたまえ これはアルコール依存症からの回復のカウンセリングでよく使う言葉なんだが、今の社会を語る上でも使える言葉だと思うのだ。もはや日…

生き辛さと居場所のなさと・・・

ここ数か月、生き辛さと居場所のなさという問題が自分のなかで大きくなっている。自分個人の中では10年前から重要な問題なんだけど、社会問題としてここ最近とこれから大きくなりそうな気がする。文明、テクノロジーが発展すればするほど、この問題が大きく…

セットメニューが単品になる

「よく人は「幸せな結婚生活を送るために一番大切なことは何か?」と聞くわけですが、幸せな結婚にとって一番大事なことは「結婚における一番大事なこと」を探さないということなのです。なぜなら、幸せな結婚のためには、セックス、子供、経済面、相手の家…

パンクとしてのインターネット

前々回記事で、パンクについて触れたがある意味インターネットってパンクなんだなって思う。パンク音楽というのはロックに複雑難解なギターテクニックなんていらん。3コード3分あれば誰でも表現できるんだってもの。確かに複雑難解なものにはそれだけ労力が…

僕らは自分で思うほど個性的でなかった

最近、廃れつつあるmixiを見てて思うのだけど、自分のコミュ、自然農、アダルトチルドレン、パンク音楽、その他もろもろあんまり自分にとって意味をなさなくなってきたなと思うのだ。消費文化の影響が強くなると、個人差がが強くなる。つまり個性が強く感じ…

効率的になりきれない資本主義

最近思うのはもし「資本主義ゲーム」ってゲームがあったらどうだろう。あなたは利権を持った資本家でメディアも教育も政治も企業もあなたの思いのままにあやつれます。ゲームの目的は、あなたの持ってる莫大な資産を投資し利益を回収することです。そこであ…

社畜にも指示待ち人間にもなりたくない私は・・

前回の記事で意識が高い系(社畜)とその対極にあるのが指示待ち人間だから彼らはそうなるまいとやる気を出すと書いた。社畜の定義について海外ニートさんの言葉を借りると 「一介の雇われの身なのに何を勘違いしたのか経営者視線でモラル的、法律的にも間違…

スクールカーストによって作られる意識が高い系

最近「スクールカースト」という本と「意識が高い系」という言葉が流行ってるので、両者の繋がりを含めて考えてみた。企業で働いて思うのだけど、「優秀」って言葉で人を評価するけど、その優秀さの実体のよく分からなかったりする。飲み会の席で初めて会っ…

新社会人におすすめ10冊

某ブログのパクリ企画だが、新社会人におすすめ10冊。 私も一応、身分的には社会人だが、「社会人」というのは一種の呪いだと思う。人間各個人それぞれの本音と幸せと社会的規範との間には差がある。「社会人」という呪いに本当の自分を奪われないための予防…

Slow life is dead.post slowlife・・

「言い訳できる」モノだけが売れている。 上記の記事を読んで思ったこと。 「スローライフは死んだ。かつてそれは反体制だった。既存の価値観にNoを言うものだった。でも今は違う。今や猫も杓子もエコだロハスだ。セブンイレブンからユニクロまでエコでロハ…

陰謀の資本主義と本能の資本主義

ブランクが空いたので改めて自分の考えをまとめなおしてみる。このブログの主旨でいくと自分は資本主義=経済成長ってことで語ってきた。だがそう考えると人類史は資本主義とも言える。 確かに経済成長から資本家、銀行家が儲けるようになったのはフランス革…

移行する資本主義

積極的資本主義から強制的資本主義への移行と言えばいいのだろうか?う〜ん、文才がないのでうまい言葉が見つからない。要は今までは、自ら積極的に消費し働き、資本主義の世の中に加担してきた。でも今は誰もが社畜なんていやだ。就職も労働もいやだ。そう…